2004.9
バックナンバー
2001.2-2004.3
2004.4-
next TOP back
|
9月30日(木) M黙もゼルマも二人ゴトも終わりだよ。
|
早いもので記録的に暑かったこの夏もいつの間にか去り、季節はすっかり秋の空気に入れ替わってきた。
台風一過の翌日には久しぶりに夏を思わせる暑さが戻ってきたが、空気が乾いていたので爽やかな陽気だった。
さてこの時期になると話題はやはり改編期を迎える各メディアの動向ということになろうか。
幸いなことにモーニング娘。を中心としたハロプロ勢では放送枠的には基本的に大きな変動はない。
そんな中でも今クールで終わる番組があれば、秋から始まる番組もある。
フジテレビ系では「ハローランド」以来のレギュラーとなった「メディア見たもん勝ち!ゼルマ」が枠移動。
土曜午後4時半からの関東ローカルの生バラエティだったが、今度は午後1時台の全国ネットに昇格らしい。
タイトルも「エンタ!見たもん勝ち」とリニューアルとなるようだ。
とりあえずMCの安倍さんはそのまま続投が決定したのでまずはひと安心。
この番組での安倍さんのテンションの高さは必見なので、放送時間が変わってさらに注目したい。
この月末に終わった番組といえば「Mの黙示録」を忘れるわけにはいかない。
2000年春にスタートしたこの音楽情報番組は、深夜枠ながら一貫してハロプロ勢がMCを務めてきた。
一時期は一部の地方放送局もネットしていたようだが、事実上の関東ローカルでの4年半は大健闘だろう。
ハロプロメンバーの出演番組では「アイドルをさがせ!」を超え、「ハロモニ。」に次ぐ長寿番組となった。
初代アシスタントMCとしては元ココナッツ娘。のミカが初めてのピンでのレギュラー番組に登場した。
翌年からはモーニング娘。を卒業した中澤裕子がMCとなり、松浦亜弥がアシスタントとして初レギュラー。
昨年の秋にはモーニング娘。の新メンバーだった道重さゆみが松浦亜弥からアシスタントを引き継いだ。
また若いメンバーを積極的にMCに抜擢したことで、それぞれが音楽的な造詣を深めていくことにもなった。
実はこの番組の開始当初は話題性もう薄かったせいもあってか、スタート時の数回を見逃している。
番組の系統としては1999年スタートの「ガレージ」に近いものだが、このときも金曜深夜の放送枠だった。
いずれにしてもこの頃から音楽情報番組にどんどん彼女たちを登場させたのは注目すべきことだ。
つんく♂を含めた事務所サイドが彼女たちをアーティストとして成長させようとした証拠だろう。
「Mの黙示録」のもうひとつの注目点は、MCにハロプロのリーダー的存在の中澤裕子を配したこと。
彼女のトークのリズムとか状況判断の的確さやアドリブ的な対応などはある種の生まれもった才能だ。
若いメンバーも彼女と組むことで、テレビで話すことの難しさや楽しさを身をもって勉強できた。
その成果は「ハロモニ。」内における情報コーナーでの5期6期メンバーとの絡みでも証明済みだ。
古くはあの石川梨華に今のような自信をつけさせたのも中澤裕子の存在に負うところが大きい。
もう一本終了になるのが「二人ゴト」。
様々な企画ものが主流だったテレ東深夜の帯番組に久々に登場した正統派のハロプロトークバラエティ。
これまでこの時間帯に多かったゲーム的な要素を排除、各メンバーが「語る」ことを主眼にしたトーク番組。
おそらく今年の1月〜3月クールの「よろしく!センパイ」あたりからこの路線は敷かれていたはずだ。
その「よろしく!…」ではデビューを控えたBerryz工房に先輩たちがメッセージを送るスタイルだった。
4月〜6月ではメンバーが一人で登場して、ひとつのシチュエーションで自分の思い通りに話すスタイル。
7月以降の夏クールでは、基本的には二人もしくは三人の気心の知れあった仲間同士での本音トークを展開した。
普段なかなか見えてこなかった個々のキャラクターや意外な素顔などがストレートに画面に映し出された。
すでに当コラムでも取り上げた道重さゆみのぶっ飛びキャラなどは早くも伝説となりつつある。
また後半の仲良しトークでは、それぞれのメンバーの本音や知られていなかった事実などが次々飛び出した。
安倍なつみと矢口真里、中澤裕子と飯田圭織と保田圭など、初期メンバーの抱いている思いも熱く語られた。
最終週の辻希美と小川麻琴の大喧嘩の話などもリアリティ溢れる内容で興味深かった。
思えば「AYASAN」からの撤退で、彼女たちの本音の言葉を聞く機会が圧倒的に減った。
そのことが一般的なモーニング娘。に対する関心が少しずつ薄れるきっかけになったのは間違いないところだ。
彼女たちは常にファンと真正面から向き合うことで、ファンとの間の微妙な距離感を保っていた。
それが次第にビッグネームになり、国民的という表現が常套句のようになってから、その距離感は遠のいた。
すでに結成から丸7年を迎えたこの時期に、改めて彼女たちが今思うことを耳にするのは新鮮だった。
一方ではすべてが事務所サイドの思うままに動くしかない現状の歯痒さもなんとなく垣間見えた気がする。
思うに彼女たちはもっと声を上げるべきだと思う。
不平不満を言うのではなく、アーティストとして自分が今何をしたいのか、何が不安なのか、もっと語るべきだ。
その意味では同じメディアでもラジオ番組のレギュラーがもっと欲しい気がする。
現在、パーソナリティとしてラジオに携わっているのは、矢口真里や松浦亜弥などごく一部のメンバーだ。
特に藤本美貴を除く5期以降のモーニング娘。のメンバーが語る機会が与えられていないのは残念だ。
特に5期の4人はすでに3年のキャリアを積み、いまや立派な中核メンバーになっているのにもったいない。
今のところ秋からのクールで新しい活動の場を与えてもらえるのは美勇伝の3人と矢口真里のみ。
現実には美勇伝のリーダー石川梨華と矢口真里はすでにラジオのレギュラーを持っている。
そうなるとやはり5期6期のメンバーの今後が気になってしまう。
もっとも総勢40数名に及ぶハロプロ勢が全員レギュラーを持つというのも現状では考えにくい。
なかなかうまくいかないものだ。
|
|
9月28日(火) あなたの天国はどこにありますか?
|
作家森村桂さんが亡くなったという訃報が届いた。
9月27日10時51分、北軽井沢の病院で死去したという。
近年は病気で入退院を繰り返し、鬱病も煩ってたらしい。
自殺だったそうだが、その因果関係は報じられていない。
享年64歳。
森村桂というとやはり「天国にいちばん近い島」だろう。
学習院大国文科卒業後、出版社でOL生活を経験。
退社後に1964年に単身ニューカレドニアに旅行する。
このときの体験をもとに書いたのが「天国にいちばん近い島」。
1966年出版のこの作品がベストセラーになった。
以来、様々な体験記や旅行記、さらに結婚生活におけるエピソードなどを綴った作品を出版。
若い女性層を中心に人気を博し、その軽妙な文体で多くの読者をひきつけてきた。
現在は作家としては第一線を退いたようだが、軽井沢に手作りお菓子の店を経営していたという。
通夜と告別式はその晩年を過ごした「アリスの丘ティールーム」で営まれるようだ。
そんな森村作品との出会いは、1984年の角川映画「天国にいちばん近い島」まで待つことになる。
すでにこの時期の森村さんはベストセラー作家としての時代は過ぎていたと思う。
しかし代表作品の映画化により、再び森村桂ブームが沸き起こり、書店に特集コーナーが出来ていた。
もっとも当時はすでにかなりの数の作品が文庫化されて流通したあとだったので、手に入らないものも多かった。
そんな埋もれた作品を探して古本屋めぐりをしたことも覚えている。
現在も本棚の奥深く、あるいはすでに書庫をあふれ出てダンボールの山の中に埋もれて残っているはずだ。
いま手元に一冊の文庫本がある。
映画「天国にいちばん近い島」のシナリオ本で、巻末に森村さんと主演の原田知世の対談が収録されている。
対談は1984年のもので、このとき森村さんはまだ40代前半だったが、すでに軽井沢での隠遁生活に入っていた。
娘ほど歳の離れた原田知世のニューカレドニアでの体験記を、自分も一緒にそこにいたように楽しんでいる。
最後の一文を紹介する。
森村「(略)…私の住みついているところは、冬の星空がとってもきれいで、夜空を眺めていると、
自分がニューカレドニアにいるような気がしてくるの。それでとりつかれちゃったんですけどね。
だから、季節は冬が大好き!」
知世「アリスの丘っていいますけど、森村さんがつけた名前なんですか?」
森村「そうなの。誰にも知られないアリスの小道を通ってくるから……。
冬はきれいですよ。私の誕生日は12月25日なの。Xマスにはぜひいらっしゃいよ。」
知世「ええ、ぜひ!」
あれから20年が経ったわけだが、果たしてあのときの約束は守られたのだろうか。
森村さんの誕生日はまさにクリスマス当日。
聖なる夜に天からこの世に舞い降りたその魂は、この世の楽園を求めて、天国にいちばん近い島に辿り着いた。
それから40年、果たして最後にその魂が昇天された地は本当に彼女にとっての天国だったのだろうか。
自分は映画でしか体験してはいないが、あのどこまでも青く美しい空と真っ白い砂浜と紺碧の海。
確かにニューカレドニアのあの景色はこの世の楽園にふさわしいと思う。
一方ではこの映画が製作された頃のニューカレドニアでは民族紛争が繰り広げられていた。
今もなお、この国はフランスの植民地支配下にあるのだ。
おそらくこの世に本当の天国など存在しない。
だからこそこの楽園を森村さんは「天国にいちばん近い島」と称したのかもしれない。
「あなたにとっての『天国にいちばん近い島』はどこですか?」
そんな問いかけが、この映画がブームになった頃によく話題になった。
自分にそのことを問いかけてみてもなんの答えも出てこなかった。
ただ日々の生活に追われているだけでは、そんなものは見えてこないことも分っている。
おそらく日常を飛び出した非日常の中にしか、本当の天国は見つからないのかもしれない。
旅。冒険。挑戦。夢。
非日常を体験するきっかけはどこにでもある。
あとはそこに必要なのは、やはり勇気と自信なのかも知れない。
ちなみに映画版「天国にいちばん近い島」はあまりお勧めできない。
ニューカレドニアの美しい自然と風土を体験できるのは間違いないが、映画作品としては完全に破綻している。
すでに「時をかける少女」と「愛情物語」に主演し、人気アイドル女優となっていた原田知世も今ひとつ精彩がない。
メガホンをとった大林宣彦監督にしても、初の本格的海外ロケ作品ということで勝手が違ったかもしれない。
当時は観光映画と揶揄されたほどで、同時上映だった薬師丸ひろ子主演「Wの悲劇」に話題を持っていかれた。
思うにもともとCMディレクターとして活躍していた頃の大林宣彦の映像になっていたのかもしれない。
彼の映画に常にまとわりつく死の匂いとか、過去へのオマージュといったものがここでは活きてこない。
ニューカレドニアの底抜けに明るい空に監督の感性までもがそっくりのみ込まれてしまったと割り切るべきか。
「天国にいちばん近い島」1984年角川春樹事務所作品
公開日 1984年12月15日 全国東映系(同時上映「Wの悲劇」)
監 督 キャスト
潤 色 大林宣彦
編 集 原田知世
原 作 森村桂 高柳良一
脚 本 剣持亘
峰岸徹
撮影監督 阪本善尚 赤座美代子
美術デザイン 薩谷和夫 小河麻衣子
音響デザイン 林昌平 小林稔侍
音楽監督 朝川朋之
松尾嘉代
主題歌「天国にいちばん近い島」 高橋幸宏
作曲 康診化 泉谷しげる
作詞 林哲司 室田日出男
編曲 萩田光雄 入江若葉
唄 原田知世
乙羽信子
|
|
9月25日(土) 松浦亜弥ハロプロ最強伝説。
|
もし、あなたが特別にハロー!プロジェクトのファンではなくて…
それでもなんとなくハロー!プロジェクトのコンサートに興味をもったとして…
いったいどのアーティストのコンサートを見るか考えたとする。
そのときもう一人のあなたはどのステージを見ることを勧めるだろうか?
もちろんそこには自分がどのアーティストのファンだからとか…
自分が見て一番楽しいからとか…
そんな一方的な思い込みはまったくないとしてだ。
ジリ貧状態と言われて久しいハロプロ人気の底力を見せ付けるためにも一人でもファンを呼び込みたい。
そんな純粋な思いだけを胸にして、6300円のチケット代を払っても見るに値するステージはなにかを考えて欲しい。
もしかしたらその一回しかハロー!プロジェクトのコンサートを見ないかもしれない。
あるいはそのコンサートが面白かったらこれからも見てみようかと考えているかもしれない。
とりあえずちょっとだけ関心があるので…
なんとなくそのアーティストが気になっているので…
単純にビジュアルが好みだからという理由かもしれない。
もちろん大前提としてテレビやラジオから聴こえてくるシングル曲くらいは耳にしている。
タイトルとかは思い浮かばなくても「あの歌好きだな」程度の感触はあるだろう。
そう、普段あなたが曲を耳にしていて「あの人のライブ行ってみたいな…」と思う感覚だ。
それは、松浦亜弥のステージ以外にはそれは考えられない。
実際にハロー!プロジェクトの各アーティストの単独ステージをひと通り見てきた結果だ。
モーニング娘。でも、後藤真希でも、安倍なつみでもない。
松浦亜弥以外に、いま胸を張って「ハロプロのライブを見てください」と勧められるアーティストはいない。
ライブステージを楽しむ基本はなんだろう?
それは単純に歌を聴くということだろう。
コンサート全体の雰囲気を楽しむ以前にやはり歌ありきでなくては意味がない。
例えば、モーニング娘。…。
ハロー!プロジェクトの顔であり、大衆迎合型アイドルとしてはおそらく最高峰の存在。
基本的にヒット曲オンパレードのステージなので、誰でも楽しめることは間違いない。
ただし無用の企画MCコーナーがあまりにも多すぎて、現状では純粋に歌を楽しむことは出来ない。
モーニング娘。の場合、やはりメンバーの脱退加入で原曲のもつエッセンスが微妙に変化している。
おそらく改めてモーニング娘。のステージを見たときに、一般の観客は違和感を覚えるかもしれない。
知っている曲なのに耳に馴染まないという感覚。
それはいまだに周知されていない5期6期メンバーの存在感のなさに追うところが大きい。
例えば、後藤真希…。
今やハロプロ一熱い観客が押し寄せる彼女のステージはまさにパワフルの一語に尽きる。
秋のツアーはまだ見ていないが、かなり企画要素の強いステージ構成だということは聞いている。
しかし残念ながら今の後藤真希のステージは一般の観客には勧められない。
なぜならば、ファンを楽しませることだけに終始しているという印象を拭えないからだ。
いや、ファンが楽しむだけに終始してしまっているというべきか。
今年の春のツアーは二回とも高い位置から見下ろす感じだった。
その二回とも階下で繰り広げられるファンの恐ろしいまでの咆哮と熱気にちょっと不快感を覚えたほどだ。
ファンが熱すぎることもまた問題ではある。
同様のケースではメロン記念日のライブステージがあるが、これは最初からファンだけが楽しんでしまう。
むしろファンだけを楽しませることを良しとすることで成り立っているステージである。
それはそれとして立派にハロプロの中でポジションをとっているので問題はない。
ただし一般客を取り込もうという意識がアーティスト側にないわけではないだろう。
結果的にそれをファンが排除している事実は否定できないし、いつまでもメジャー展開できない理由はそこにある。
WとBerryz工房のステージはまだテストケースであるからなんともいえない。
少なくともW単独のステージが実現したときに改めてその力量が問われる。
安倍なつみの場合も、中澤裕子と保田圭をゲストアーティストに呼んでのツアーなので判断は出来ない。
少なくともモーニング娘。のデビューからを見続けてきたファンにとってはこの上ないステージではある。
歌を聴かせるという意味ではさすがにハロプロ内でも群を抜く存在感を放っているので安心して見ていられる。
問題はこの先、安倍なつみというアーティストの力でどこまでファン層を拡大できるかだろう。
今のままでは一般の観客はステージに興味は持たないだろうし、さらに一段上のステージ構成が望まれる。
さて、松浦亜弥である。
この日、代々木競技場第一体育館で開幕した初のアリーナライブ初日を見た。
もちろんツアーも始まったばかりなので、あえてここではそのステージの内容には言及しない。
それでも見終わったときの満足感はどのアーティストのそれよりも確実に抜きんでていた。
これなら一般の観客がお金を払ってみても損はないだろうと思った。
まずしっかり歌を伝えようという姿勢。
それは取りも直さず安定した歌唱力というものに裏打ちされている。
そして自分の思いを歌に込めるという力量も確実に上昇している。
ただステージが盛り上がることだけに終始するのではなく、その場その場に適応した感情の出し入れも見事だ。
実は今年の春以降のステージが、松浦亜弥にとってはデビューして初の完全ソロライブとなる。
去年まではゲストアーティストを呼んでのステージだった。
春のステージもNHKホールの一回だけしか見ていないが、それだけでも十分満足のいくものだった。
この秋のステージも今のところこの一回しか見ることはないが、これならばまた足を運びたいと思った。
つまりたった一度のステージ体験でも、また見に来ようと思わせるだけの魅力があるということだろう。
それぞれのアーティストのファンにとっては、自分が応援するアーティストが最高であることには違いない。
だからといってそれで満足していては、やはりアーティストとしての存在意義は薄れてしまう。
誰が見ても素直に「よかった」と思わせるのは簡単ではない。
今年はすでに何組かのアーティストのステージを初体験することができた。
浜崎あゆみ。
ZARD。
宇徳敬子。
さだまさし。
他にも、何年かぶりにステージを見たアーティストもいた。
KISS。
大江千里。
渡辺美里。
いずれもトップアーティストとして一度はその時代を作った人たちだった。
そのステージはやはり純粋に「また見たい」と思わせるだけの充実感に満ち溢れていた。
自分にとってライブを楽しむという基本はどこにあるかを最近よく考える。
それは気がついたら歌詞を口ずさみ、気がついたら自然に体がリズムをとり、気がついたら笑顔になっている。
もちろん好きな曲の振り付けを真似ることもあるが、それもまずステージでのパフォーマンスありきだ。
歌は歌としてしっかり聴くという姿勢が基本だということだ。
最近は他の観客と一緒になって曲間に不必要なコールをしたりすることもなくなった。
いわゆるヲタ芸といわれるものを繰り出してまったくステージを見ていない人たちは何をしに来ているのだろう。
せっかくステージでアーティストが熱唱しているのにそんなもったいないことはない。
周りの一般の観客に不快感を与えるだけではないだろうか。
それはけしてそのアーティストにとって幸福なことではない。
|
|
9月21日(火) あなたを信じて、いいですか?
|
熊本土産の風邪はひと段落したのだが、なぜか咳だけが止まらない。
咳というやつは厄介な症状で、大概の場合において就寝前後に暴れだす。
さすがにこの症状が長引くと体力的にも精神的にもかなりの負担となる。
特に子供の頃からときおり喘息に見舞われた者にとっては、季節の変わり目の咳はちょっと怖い。
こういうときには迷わずかかりつけの医者に行って、早めの治療や処方箋が効果的だ。
ということでこの日、午後の診察の開始時間にいつもの医者に駆けつけた。
ところがちょうど院長は連休明けの往診中でまだ帰ってこないということでしばし待合室で待つことにした。
待合室に置かれた読売新聞を手に取り、なにげに真ん中あたりの頁から紙面を開いた。
「あなたを信じて、いいですか?」
そんなメッセージとともに、目に馴染んだ顔たちが両開きの紙面広告に登場していた。
ちょっと驚いた。
もちろんこの肖像権の侵害を訴えるキャンペーンのことはすでに知っていた。
以前にそのCM撮影が行われたことが、大きく扱われたことがあった。
モーニング娘。を中心とするハロプロが絶大な支持を得てきた背景には必ず肖像権の問題が見え隠れする。
彼女たちをここまでメディアの寵児に押し上げたのは、マスコミでもなんでもなく、インターネットの力だ。
モーニング娘。とその仲間たちの人気をここまで支えてきたのは紛れもなく『話題性』である。
残念ながら一般ユーザーは彼女たちをアイドルとしては認識してもアーティストとしては認識していない。
普通ならとっくの昔に時代の流れの中で埋没しても仕方ないこのアイドル集団がすでに7年の歴史を刻んでいる。
それは紛れもなくファンたちが常に彼女たちの動向を見つめ続けた結果でもある。
そのファンたちがモーニング娘。を語ることをやめない限り、彼女たちの『話題性』は途絶えることはない。
そんな多くのファンが彼女たちを支持することの拠り所としているのがインターネットの世界なのだ。
時には時代遅れとも、すでに終わったとも揶揄される昨今のモーニング娘。人気。
CDは売れない、コンサートはガラガラ、CM媒体としての価値も薄れてきた、それが現実。
そんな不安だらけの現状を目の当たりにしながらも、ファンの熱意には揺るぎがない。
一緒に応援する仲間がいる。
真剣にモーニング娘。の未来を語る仲間がいる。
時には荒ぶるがごとく激昂もするし、あまりの急展開に落胆もする。
どんどんメンバーが入れ替わり、新しいユニットが生まれては消滅し、若い世代の台頭も顕著だ。
それでもみんなが“モーニング娘。”の名の下に集う。
一度はファンを離れてたとしても、別のユニットや新しいメンバーに期待して戻ってきたりもする。
みんな“モーニング娘。”が好きなんだ。
みんな“ハロー!プロジェクト”が好きなんだ。
それ以外に理由はないはずだ。
その思いを伝える手段としてたくさんのファンサイトが存在する。
そしてその多くが「肖像権」何するものぞという感覚で画像や動画を多用する。
最近多くなってきたテキスト系サイトでも基本的には変わらない。
一部のファンによるコンサート音源やマイク音源の盗聴・録音は確かに問題だろう。
ファイル互換ソフトを開発した某有名大学の学者が最近逮捕されたりもした。
相変わらず横行する隠し撮りのコンサート写真も飛ぶように売れる。
コンサート会場周辺では違法とは理解しない家族連れが、コピー商品のうちわやポスターを買って帰る。
そのうちわを手に楽しそうにモーニング娘。のメンバーのことを語る子供たちを誰も責められない。
このサイトは基本的にテキストサイトであり、語ることをメインテーマに考えている。
しかし言葉では語りきれない思いがある。
言葉にしてしまうと陳腐になってしまう思いがある。
その思いを伝える最適な方法は目に訴えることだ。
だから自分はあえてこのサイトでは一部の画像を使用している。
それが適法なことだとは思わないし、営利目的でもないので基本的には違法だとも思っていない。
さりとて「肖像権」といういまだに法的根拠が難しい問題を無視するつもりもない。
他に言葉以外で思いを伝える手段がないからだ。
当然管理人の文章表現の稚拙さは非難されても仕方がない。
言葉だけで思いを伝えられないテキストサイトなど本末転倒であるからだ。
ならばこんなコラムはやめてしまえばいいのだといつも真剣に考える。
それでも『思い』を伝えたい。
ある仲間のサイトの掲示板で「自分のサイトは画像を使っていないから問題はありません」という発言があった。
こうしたファンサイトにおいては画像を使わなければそれで問題ないということにはならない。
その他の多くの掲示板の書き込みには、今でも情報と称して無数のメディア情報がそっくり掲載される。
コンサートのライブレポートだってどこまで伝えたらいいのか迷うときすらある。
またそのサイトのリンク先がたくさんの画像を使用しているケースもある。
そもそもリンク用のバナー自体が画像でそのHPを宣伝する目的になっていることを忘れているケースもある。
まさにボーダレス。
それがネット社会の現状なのだ。
少なくとも営利目的や悪質なものでない限り、この世に存在する無数のファンサイトを敵に回すことは出来ない。
自分は間違っているのだろうか…。
「信じる」に足るだけの資格があるのだろうか…。
その答えは誰も知らない。
|
|
9月19日(日) 一撃必殺。
|
「モーニング娘。〜ベスト ショット〜vol.3」の“せんこう花火”だけ見た。
予想通り堕ちた。
特に弁解はしない。
|
|
9月18日(土) 自信満々♪。
|
この笑顔で納得。
九州遠征から帰ってきたものの、熊本土産の咽頭炎はことの外強敵でした。
まぁこの間に無事藤本さんが現場復帰したわけで、それは実に喜ばしいことであります。
そんなニュースに励まされ、ライブレポなどを書きながら日々咽頭炎の治癒のために努力してきました。
しかしさすがに遠征期間に録画予約した番組を見る気力もなく、あっという間に一週間が経ったわけで…。
で昨日ようやく重い腰を上げたわけで…。
ただしその理由も久しぶりにオンタイムで見る予定だった「ゼルマ」を見逃したショックからなんだけど。
早い話がビデオ予約をしたつもりが最終チェックを怠ったために録画されずみたいな…。
しかも所用で屋外には出ていたものの在宅中だったのにね。
安心しすぎるとこういう目にあうということか…ごめんよ安倍さん。
でもって仕方ないから先週の「メディア見たもん勝ちゼルマ!」を見たわけさ。
この週の「あっちこっちなっち」は、別スタジオで収録中の「クイズ!ヘキサゴン」に乱入。
でもって司会の島田紳助と安倍さんがタイマン勝負と相成ったわけで…。
しっかし設問が全部「ハロプロ正解率100%」ってのはどうなの?
問題「モーニング娘。のメジャーデビュー曲は何?」
安倍さん、自信満々。
といってもこれは安倍さんからの出題なわけで、要は紳助が答えられるかどうかを考えるわけで…。
いつものように立て板に水のごとく「ASAYANは吉本制作だ」とか「毎週見ていたから」とか…。
そのひと言ひと言に「すご〜い」って感心しちゃってる安倍さんなわけで…こりゃ苦戦だなと思いきや…。
「紳助さんにヘキサゴン!」自信たっぷりにそう言い放った安倍さん。
その理由は「ヘキサゴン!って言ってみたかった」んだそうで…ま、予想通り紳助の答えは「コスモス」。
でもこの後がきつかったぁ〜。
「滑った歌なんでしたっけ?唯一あの売れなかったやつ?静かなやつ?」
「え?ふるさと…ですか?」
さすがに安倍さんの顔が引きつっていたわな。
その勢いで続いては「ハロモニ。」を見た。
この日の放送は久しぶりのお絵かきバトル。
前回で見事に新画伯の称号をいただいた亀井さんを筆頭に藤本さんと道重さんが矢面に立たされる。
ここでは道重さんがなぜ自分が画伯チームなのかご不満の様子。
「だって私上手いですよ!」
道重さん、自信満々。
とりあえず自分の役割はきっちり果たしてゲームの方は見事クリアしてなにげに小さくガッツポーズ。
「だから上手いんですって!」
でも結局勝ったのは亀井画伯のチームだったりして。
石川さんの自信満々はこの二人とはちょっと違う。
この日はモーニング娘。の秋のツアー初日の座間での初ステージの模様がオンエア。
新人の三好絵梨香と岡田唯を率いての美勇伝の初披露の緊張感が伝わる舞台裏。
そして2階席から見守った「恋のヌケガラ」のパフォーマンス。
あのときの感動があっという間に甦ってきた。
初披露後のバックステージでは1年越しのデビューが叶った三好絵梨香が感動の涙を流していた。
その肩をしっかり抱いた石川さんの凛々しさ。
そしてあの満面の笑顔での「緊張しました」のあとに続いた「いいスタートが切れたと思う」のひと言。
これは内なる自分に向けての自信満々。
美勇伝侮るなかれ。
ちなみにこのあと早速見逃した「ゼルマ」の動画ファイルを拾ってきてしっかり見ましたのでご心配なく。
あぁ〜虎の子の肉球になりたひ。。。
|